クレーン作業が中止される理由!天候やリスク管理ガイド
2024/12/21
こんにちは!東京・埼玉・神奈川・千葉(一部地域を除く)を中心に大型家具・家電のクレーン搬入を行っております株式会社EHSです。
クレーン搬入を検討している皆様、クレーン作業は天候の影響により突然作業が中止される場合があります。強風や雨天で作業中止が避けられない場合がありますが、その詳細な基準や中止になった場合の費用については不明確な部分が多いのではないでしょうか。この記事では、クレーン作業が中止になる理由やその際の対処法について紹介します!
目次
クレーン作業が中止になる理由
悪天候は、クレーン作業が中止される理由のひとつです。労働安全衛生では、安全が確保できないと予測される場合、作業を中止する義務があるとされています。
理由①:強風・暴風
強風や暴風はクレーン作業の大きなリスク要因になります。クレーン作業における風速基準は厳しく、天候状況によっては、作業が中止されます。クレーンが大きく揺れ、吊り荷が制御不能になる危険性を防ぐために基準が設定されています。風速は突発的に変化するため、継続的に確認することが重要になります。
「強風」:10分間の平均風速が10m/秒以上は作業の中止が推奨されます。
「暴風」:瞬間風速が30m/秒以上は早急に中止が必要です。
理由②:雨量・雪量
大雨や大雪もクレーン作業の中止要因となります。視界が悪化し、地面の状況が不安定になることで、事故のリスクが高まります。特に寒冷地での作業には、降水量や降雪の予報を考慮した計画が求められます。
「大雨」:1回の降雨量が50mm以上
「降雪量」:降雪量が25cm以上
理由③:地震
震度4以上の揺れは、クレーンのバランスを崩し、吊り荷の落下や機材の損傷を招く可能性が高いため、作業が中止されます。地震発生時は即座に作業を中断し、クレーンと吊り荷を安全な位置に固定する手順が求められます。揺れが収まった後も余震のリスクがあるため、再開の判断は慎重に進める必要があります。地震の備えとして、緊急時の安全装置や防災対策も欠かせません。
「震度」:中震以上=震度4以上になると作業中止になります。
作業が中止された場合の費用
クレーン作業が中止になった場合、作業を再スケジュールする費用やキャンセル料が発生する可能性があります。ここでは作業中止となった場合の一般的な費用について紹介します。
キャンセル料
事前に予定されていたクレーン作業が中止になった場合、キャンセル料が発生することがあります。この料金は、予約当日や作業直前に中止が決まった場合に適用されることが一般的です。
再スケジュール費用
天候の影響により中止された場合でも、再度同じ作業を行うためには、再スケジュール費用がかかる場合があります。クレーンの再配置や新たな手配にかかる料金になります。
延長料金
作業中止により予定よりも作業が長引くと、延長料金が発生することがあります。大型クレーンの使用時間に対する課金制度がある場合、延長料金が適用される可能性があります。
再スケジュール方法
中止後の作業再開手続きと調整方法
中止理由の確認
まずは、悪天候や地震による中止の理由を確認し、指示を仰ぎます。
次回の作業日程調整
再スケジュールに関しては、天候や現場の状態を考慮して、安全な日にちを設定します。作業ができる予備日を決めておくとスムーズに進みます。
再スケジュールの確認と費用
新しい日程に基づいて、作業を計画し、新たに発生する費用を確認します。
まとめ
クレーン作業は中止される理由には、悪天候や地震といった予測が困難な要因が関係しています。作業の安全を確保するためには、必要な判断になります。想定外の費用を最小限に抑えるために保険や保証についても把握することで、無駄な出費を抑えることができるでしょう。作業中止に対しての費用範囲を事前に明確にしておくことや、天気予報で雨の可能性が低い日にちにを選ぶことが重要です。作業が中止になった後の動き方についても事前に把握しておきましょう。
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